インキュデータならではの情報資源を活用し、最適な企業戦略を提案する


INTERVIEW

新規事業リードエンジニア/データサイエンティスト

内田 匠

前職では、Webマーケティング領域におけるAI開発に従事。筑波大学社会人大学院にて博士号を取得し、研究員として人工知能学会や情報処理学会などで論文投稿・研究発表も実施している。現在はAIエンジニア・データサイエンティストとして、新規事業の企画開発を担当する部署に所属。主にデータ分析を通じた、企業戦略提言を担当する。

ジョインの決め手は「データ」と「人柄」

前職ではデータサイエンティストとして、Webマーケティング領域におけるAI開発に従事していました。インキュデータとの出会いは、私が経営するコンサルティング会社のお客さまとしての取引。当時から、非常に専門性の高い優秀な人材が揃っているという印象でした。そうして、クライアントとしてのインキュデータとビジネスが始まっていったのですが、機密性の高いデータを扱う以上は、社員契約の方が好ましいという判断に。そこで、社員として改めて契約を結び直す形で、インキュデータにジョインしました。

入社の決め手、その一つは、Zホールディングス各社をはじめとした、ソフトバンクグループ所有の独自データと向き合えることです。データサイエンティストとしてのキャリアにおいて、間違いなくプラスになると思いました。また社員の方も紳士的で魅力的な方が多く、信頼できると感じていましたから、入社することに躊躇は全くありませんでした。

良質なデータを活用できるのは、大手三社のJVだからこそ

現在は、新規事業の企画開発や中期経営計画の運用支援など、経営戦略に関する領域の支援を行う部署に所属しています。AI分野のエンジニアとして、AIに関する動向調査や技術の比較検討、競合プロダクトの仕様調査などを担当し、リサーチ結果を踏まえて、経営陣に対して、ビジネス戦略を提言しています。

インキュデータの強みは、日本国内で最もダイナミックにデータ分析を行える環境を持っていることにあるといえるでしょう。というのも、グループ企業各社が所有する膨大なビッグデータを、一元的に利活用できるのはインキュデータだけではないかと思います。

広告メディアなどに勤務する日本国内のAIエンジニアは、共通の悩みを抱えています。それは、クリック率やコンバージョン率の改善において、Googleのような国際的企業を上回ることが難しいということです。検索クエリやYouTube、Chromeといったサービスから収集したGoogle独自のデータは、国内企業では当然扱えません。個人の技術力以前に、データの質に大きな差があることは、AIエンジニアの大きなストレスになっています。

その観点においてインキュデータは、Googleのような大企業に対抗できる数少ない国内企業と言えるでしょう。ソフトバンク、博報堂、トレジャーデータ。国内大手各社のリソースを横断的に利用できるのは、三社のジョイントベンチャーだからこそ。グループ各社が保有する質の良いデータを一元的に利活用することで、精度の高いアウトプットを出せることもインキュデータの強みの一つです。

フルスタックスキルの重要性を実感

ただし、データを一元的に利活用するというのは、決して簡単なことではありません。データという機密性の高い資産に触れるわけですから、当然、高度なプライバシーポリシー遵守が求められます。さまざまな制約がある中でデータを適切に取り扱い、最適なソリューションをお客さまへ提供することが、私たちの使命です。

また、開発にあたり多くの設計書作成が必要になるなど、データを扱う際に緻密な設計が求められる点もインキュデータの特長です。上流工程から下流工程まで、一貫して自分の力で設計を完結させるのは、想像以上に難しい。逆に言えば、そのような能力を備えた方、あるいは、フルスタックのエンジニアスキルをお持ちの方であれば、活躍の場は非常に広いと言えるでしょう。

自由な社風の中で、主体的に仕事を進める面白さ

仕事の進め方などは、個人の裁量に委ねられる部分が多いです。現在私はフルリモートで勤務しており、オフィス出社は月2回ほど。そのほとんどがプロジェクト開始時の顔合わせなど、コミュニケーションを目的としたものです。個人的にはとても働きやすく、ワークライフバランスも充実していると感じます。全社的にオンラインコミュニケーションの上手な方が多く、会議などでもストレスを感じることはありません。

社風としては、タスクベースで動くというよりも、自分自身でミッションを定義する能力や、課題を主体的に解決する姿勢が求められる印象です。そのような環境を楽しめる当事者意識の強い方であれば、大きなやりがいを得られると思いますし、インキュデータとしても、仕事に対して意欲的に取り組める方を歓迎していると感じます。

技術を追求し、データサイエンティストとしてのキャリアを磨く

インキュデータには、手を挙げれば仕事を任せてもらえるカルチャーがあります。会社の枠を飛び越えた、スケールの大きな仕事にチャレンジする機会も豊富です。ただし、お客さまの大切な資産であるデータを扱う仕事ですから、エンジニアとしては相応の技術力が求められます。技術力に加えて、セキュリティに対する高い意識、マインドも必須です。それらを兼ね備えている方であれば、Webマーケティング領域のデータサイエンティストというキャリアにおいては、国内で最も恵まれた環境が提供されていると断言できます。

お客さまが保有するデータをどのように分析・活用すれば、広告主やユーザの環境をより良いものに変えられるか。その問いに対する答えを探求し続けながら、今後もデータサイエンティストとしての経験を積み重ねていきたいです。

こちらのインタビューは、2022年7月に行いました。(撮影場所 WeWork Ginza Six)

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