人事部は社員のビジネスパートナー。事業拡大を見据えて組織を強化する
INTERVIEW
戦略人事(HRBPリーダー)
鷲平 友美
ソフトバンクにて2007年より、人事職に従事する。戦略人事や人事企画を経験した後、2022年4月にインキュデータへジョイン。現在は人事部の部長を務め、HRBP実務や人事制度の提案・運用など、多岐にわたる業務を担当している。
多様な文化や風土を融合し、新しい組織を作り出す
ソフトバンクで戦略人事や人事企画などを経験し、インキュデータに異動したのは2022年4月です。実は異動が決まるまで、会社の事業内容や成り立ちについて詳しく知りませんでしたが、DXやデータ活用などの領域を扱っていると知り、将来性のある会社だと思ったことを覚えています。
ただ、その時から「人事として働きがいがある環境に違いない」と期待していました。というのも、創業間もないインキュデータは、人事制度をまだまだ整備する必要があったからです。また、ジョイントベンチャーということもあり、親会社から出向してきたメンバーもいればプロパーもいます。さまざまな会社の文化や風土を融合しながら、新たな組織文化を作っていくことにも興味を抱いていました。
事業拡大に向けて、体制や環境を整える
現在はコーポレート本部 人事部で部長を務めています。本部ではインキュデータの拡大期を支えるために「攻めと守りのコーポレート」という方針を掲げています。その中で私たちの部署は、人事戦略の策定、労務管理、人事制度や評価制度の最適化などを主に担当し、働きがいがある会社にするため、日々模索・実行しています。
働く上で意識していることは、経営陣と事業部、どちらとも丁寧にコミュニケーションすることです。人事部は社員のビジネスパートナーであるべきだと考えています。そのためには、経営陣と事業部の一方だけに寄り添うのではなく、フラットな目線を持たなくてはいけません。両者と連携を取りながら、事業の成長、社員のモチベーション向上を目指して、日々さまざまなことにチャレンジしています。
インキュデータは人事にとってやりがいがある環境
一般的に人事部は、人事制度や評価制度の運用、社員の人事・労務相談といった業務がどうしても多くなってしまいます。もちろん、それも大切な仕事です。一方で、事業方針に基づいて人事戦略を練ったり、各組織の課題を把握した上で人と事業を結びつけたりすることも人事の役割です。
インキュデータでは、人と事業、両方に関わる仕事をバランスよく行なっています。例えば、事業の面では、経営陣から事業戦略や事業方針をオープンにしてもらった上で人事戦略を策定。会社の数字やマーケティングを意識し、体制強化や課題解決につながる企画を提案します。大企業の場合は会社の規模が大きく、人事は一つの部門に携わるだけというケースも少なくありません。しかし、インキュデータなら組織を横断的に見通し、会社の成長につながる業務を行えます。
また人の面では、社内メンバーについて深く理解するために、社員面談や従業員サーベイを実施。パーソナリティを知り、さらにはエンゲージメントを測りつつ、社員の想いや要望を吸い上げて、会社として実施すべきことを検討します。人と事業を結びつけ、両者にとってより良い状態を目指して働けることは、人事にとって非常に魅力的です。
仕事とプライベートを両立できる
スーパーフレックス制、かつフルリモートなので、働き方はかなり柔軟です。例えば、子どもの行事があるときは1日有休にしなくても「予定があるタイミングだけ抜けて、そのあと仕事に戻る」といったことができます。人事部は、私を含め子育て中のメンバーが多いため、プライベートな予定があるときは事前に伝えて、お互いに業務をカバーし合うことも。とても働きやすい環境です。
コミュニケーションはオンライン中心ですが、コミュニケーションに不便を感じたことはありません。例えば、Slackでやりとりする場合「確認は明日中で大丈夫です」などと期限を明記する、どのような対応をしてほしいかはっきりと記載する、冷たい印象を与えないように言い回しに気をつけるなど、気遣いを大切にしています。
直接話をしたいときは、相手のスケジュールを確認してからZoomでミーティングをすることもあります。その際に意識していることは、メリハリをつけつつ、初めは気軽に雑談を交わすこと。これもお互いが気持ちよく仕事をするために大切なポイントです。ちょっとした話から、業務で役立つ内容に発展する場面も多々あります。
さらなる成長を目指して、新しい制度を構築
今後の人事部は、今よりもさらに社員のモチベーションアップにつながる人事制度の企画・実行に注力していきます。私自身は、どうすればインキュデータの魅力がもっと世の中に広まるのかを模索し、広報的なスキルも磨きながら業務を行なっていきたいです。
人事制度の企画・運用やHRBPのご経験がある方は、インキュデータへのジョインをご検討ください。人事の領域は幅広いですから、例えそうした経験がなくても、一つでも人事として自分の強みをお持ちの方ならウェルカムです。
私は人事部のメンバーに対して「ONE TEAMで仕事をすること」を意識するように伝えています。一人ひとりが高いスキルやマインドを持ち、チームとして働いてこそ、より高い成果を発揮できると考えています。そうした理念に共感していただける方と、ぜひ一緒に働きたいですね。
※こちらのインタビューは、2022年11月に行いました。(撮影場所 WeWork Ginza Six)